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zoom RSS 袴田事件、みんなグルだった

<<   作成日時 : 2014/04/14 21:34   >>

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事件当時、現在のような高度なDNA鑑定技術 が存在しなかったのは事実である。だが、問 題の本質はそこではない。捜査そのものが、 当初から矛盾だらけだったのである。

みんなグルだった

「最大のポイントが『5点の衣類』であるこ とは周知のとおりですが、発見された経緯か らしておかしい」

そう指摘するのは20年以上、袴田事件を追い 続けているノンフィクション作家の山本徹美 氏だ。

「事件発生から1年2ヵ月後、急に味噌製造会 社の味噌タンクで発見されるのですが、こん な誰でも思いつく隠し場所から事件当初に見 つかっていないことがまず不自然。しかも、 それまで犯行時の着衣は『血染めのパジャ マ』だったのに、唐突に『5点の衣類』へと 変更され、その後、間をおかずにズボンの共 布(予備の布)が袴田さんの実家で発見される のです。ズボンは袴田さんが絶対にはけない 小さいサイズだったのに」

救う会の幹部はこの共布を発見した静岡県警 の元警部補から、こんな興味深い証言を得た という。

「家宅捜索責任者の松本久次郎警部に『袴田 の実家のタンスを探せ』と指示されたとおり に捜索したら、共布が出てきた。自分は県警 本部から応援組として派遣されたんですが、 『なんで公判中の事件のガサ入れに付き合わ ねばならんのだ』と思っていました」

松本警部(当時、以下同)は最も多く袴田さん の取り調べを行った捜査班長。証拠を応援組 に発見させ、客観性を持たせようとしたとす ればあまりに姑息だ。

救う会幹部が続ける。

「共布は味噌に漬かっていなかったから変色 していない。それなのに松本警部はすぐに 『タンクで発見されたズボンの共布だ』と指 摘した。なぜ即座に見分けがついたのか?」

矛盾はまだまだある。

捜査班は「カネに困った袴田さんが強盗目的 で専務一家を襲った」というシナリオを描い たが、専務のスーツのポケットに入っていた 財布などが物色された形跡はなかった。

「すると今度は5万円が入った差出人不明の 封筒が清水郵便局に届くわけです。ご丁寧に 1万円札のシリアルナンバーが焼き消されて いて、『袴田に送るよう頼まれた』という証 言者の女まで現れた。しかし、この女は袴田 さんと親しくない人物だった。この一件も警 察によるデッチあげだったことが公判で判明 しています」(前出・山本氏)

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この証言者の取り調べを行ったのが、捜査班 の住吉親警部補である。

袴田弁護団の村崎修弁護士は一昨年、静岡で 住吉氏本人と接触したが、「話したくない」 「覚えていない」と面談を拒否されたとい う。

「袴田事件では、裁判や捜査に都合のいい証 拠がタイミングよく出てくる。きわめて幼稚 なやり方なのに、裁判所は疑問の声すら上げ なかった」(村崎氏)

逃げ惑う一家4人をつかまえ、メッタ刺しに したうえで放火。まさに阿鼻叫喚の現場のは ずが、凶器とされたのは小刀1本のみ。壁と 壁がわずか40cmしか離れていない隣家の誰も 悲鳴を聞いていない?など、他にもおかしな 点を挙げるときりがない。

証拠がこれほど脆弱ななか、検察が死刑求刑 のよりどころとしたのが、袴田さんの自白 だった。

長時間の取り調べが問題になったためか、松 本警部らが作成した調書45通のうち、44通は 証拠として採用されなかった。

ところが、上告趣意書で袴田さんが「支離滅 裂な悪魔のような男」と忌み嫌っていた吉村 英三検事に、なぜか袴田さんは突然心を許し て犯行を自白したことになっている。しか も、警察作成の自白調書と異なり、吉村調書 は唯一証拠採用されているのである。

「吉村調書は警察の取った調書とほとんど同 じ内容。犯人しか知りえない秘密の暴露はひ とつもない。それどころか、『パジャマで犯 行に及んだ』など矛盾だらけ。私は吉村氏こ そ、この冤罪事件を生んだ『主犯』だと考え ています」(救う会メンバーの後藤挙治氏)

ちなみに吉村検事はその後、長崎地検佐世保 支部長、東京高検検事、甲府地検次席検事、 仙台地検検事正と順調に出世。'02年春の叙勲 で勲二等瑞宝章を受章している「エリート検 事」だ。

東電OL殺人事件で無罪判決が下ったゴビンダ さんに対する、検察の勾留要請を退けたこと がある、元東京高裁判事で弁護士の木谷明氏 が解説する。

「これまでの経験から言って、警察や検察の 捜査官は証拠の捏造やすり替えをやりがちで す。そこを裁判所がもっと、しっかり認識し なければなりません。もしも捜査官が100%信 用できるのならば、裁判官は要らないわけで すから。ところが、司法の現場では捜査官、 とくに検事に対する裁判官の信頼は大きい。 『検事という立場にあるものが証拠の改竄な どするはずがない』と平然と言う裁判官もい ます」

袴田事件の場合、裁判所は検察の不正を見抜 けなかっただけでなく、積極的に協力してい るフシまである。

次ページ「袴田さんの実家から共布が見つ かった翌日に、地裁はなんと臨時公判を…

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